履歴書は看護師の転職で面接時にそこにいた面接担当者(多くの場合看護部長など)が選考書類として見るのはもちろんのこと、面接日にはそこにいなかった関係者等が後日採用するかどうかをチームで決める際に見る書類なので、この履歴書の善し悪しが、転職の勝敗を決めると言っても過言ではありません。
看護師の転職活動時の履歴書の志望動機についての書き方のポイントです。
履歴書で面接担当者の採用時に慎重になる部分は主に以下の4点です。(面接担当者の不安要素を打ち消す回答を履歴書の中に書くようにしましょう)
①今まで「どの科でどの様な業務内容をどの位経験してきたのか」が分かるようにする。(職歴欄)
やはり、頻繁な転職経歴をしているよりかは、安定的に分野においてスキルアップしていっている傾向があり、診療科が移った時には、さらにキャリアアップをめざすために移ったというふうに面接担当者の目に移ったほうが良いでしょう。
②「応募する病院の特徴」が分かっていることをアピールする。(志望動機欄内)
履歴書の中の志望動機の場所の所には応募する病院の特徴を簡単に書いて病院に対する理解や認識がちゃんとあるということをアピールしましょう。
具体的には→
“現在自分が大変興味のあるリハビリテーション部門ではで、○○病院(貴院)は入院の症例数が県内有数で圧倒的であり、患者数に対して看護師人数体制も7対1という方法をとっていて完備していることから、患者様に寄り添った最先端の医療が学べると思いました”
などと書くと応募している病院の特徴と志望動機がつながっていることが面接担当者に伝わり良いでしょう。
③「業務内容を理解している上でどの様に貢献したいか」を伝える。(志望動機欄内)
具体的には→
”リハビリテーション部門では患者様に対する指導方法や患者様のメンタルケア、リハビリ意欲を支えることが重要になってくると考えているため、患者様の身体的特徴と心理的特徴をアセスメントしながら気持ちに寄り添った自立援助の看護や指導ができるナースになりたいです。”
などと書いて自分はここの病院でどう貢献したいかを伝えると好印象になります。
④自分の家族の仕事に対する理解や協力状況、通勤方法などを伝え、自分が仕事に対してどの様に時間を確保し時間の調整をできるかを、「明確」に、かつできるだけ「柔軟な姿勢」でアピールする。(住所、家族構成、通勤方法、の欄)
看護師という仕事は夜勤などもあって、ハードな職種なので、どの時間帯にどれだけ自分は携われるのかということを、家族構成や住所、通勤方法などはわかりやすく書くことでしっかりと面接担当者に伝え、なおかつできるだけ柔軟な姿勢で対応していきたいといったことが履歴書から伝われば採用側にとっては良いと思われます。
夜勤はできるのか、土日は仕事ができるのか、子供の保育園は何処で何時まで預けることができるのか、…などといったことも細かく書いてあった方が採用側にとっては状況を把握できて安心感がありますね。