看護師面接で聞かれる質問の頻出質問5選をし、と回答例をまとめました。(転職対策 病院・クリニック編) (準備中)
①なぜこの病院を選んだのですか?
まずは定番の質問です。どの様な理由で今この病院に転職したいのかという動機を採用担当は知りたいので前向きに回答するようにしましょう。
良いお手本回答例:
「看護の仕事は◯年してきましたが、子どもが好きだった私は、最近小児科で働いてみたいという気持ちが出できました。小児科の体制が最先端で整っているこの病院なら自分の新しい挑戦や夢が叶えられると思いました。」
→新しいことに挑戦したいというキャリアアップの意欲と前の病院はなかった要素をここの病院は持っているという前向きな回答は良いです。
悪い失敗回答例:
「前の病院では、勤務の希望をあまり聞いてもらえず、また人数も少ないため、激務で、職場の人間関係もよくありませんでした。」
→ただ前の病院の不満だけを言っていて今現在応募している病院の魅力に対して触れていない様な回答の仕方は、ただ前の病院が嫌になったから転職したいのではないのか本人の内面の問題を浮き彫りにされ疑われてしまうため、よくありません。
②今までの経歴・職歴を聞かせてください。
良いお手本回答例:
「A病院で5年間、内科や外科などでフルタイムで働きました。チームサブリーダーまでいきましたが、出産を機に退職しました。その後子どもが幼稚園に入って育児が落ち着いて来た時に家から近くのB病院で勤め始め、内科で4年間働きました。」
→勤務年数は同じ病院で3年以上継続していた方が継続性がある人と見られ好印象です。また、過去の転職経験も、出産や夫(妻)の転勤などライフイベントで理解しやすい理由だと採用担当は不安を感じにくい面があります。そして転職回数があまり多すぎずに、転職した時の診療科も比較的繋がっていると採用担当側からすると良い印象の傾向があります。
悪い失敗回答例:
「A病院で1年間内科で勤務、B美容外科で1年間美容外科のバイトで勤務、C病院で2年間耳鼻科で勤務、D病院で2年間眼科で勤務しています。」
→1つの病院での勤務年数が短く、転職回数も多い、また移った診療科も繋がっていない、そして過去の転職の理由や過去の役職経験が分からないと採用担当は不安を感じやすいものです。
→転職回数が多かったり1つの場所での勤務年数が短い場合にはその理由に“いろいろな分野を経験してみたかった”などといったフォローの言葉を入れておくと良いでしょう。
③~の経験はありますか?(点滴・採血・注射などの技術経験、夜勤の経験やプリセプター、チームリーダー、主任・師長などの役職経験)
良いお手本回答例:
「勤めていたA病院では月に4回夜勤をやっていました。点滴や採血などの経験はありますが、リハビリテーション病棟だったため、比較的点滴の経験は少ないかもしれません。産後のブランクがあるのでまた新人として入ったらもう一度ご指導いただきたいと思います。」
→苦手な分野があったとしても、それを素直に理由と共に伝え、ご指導いただきたいですというやる気を伝えると、採用担当者からすると好印象です。看護師の技術は診療科ごとにいろいろ異なりますが一定期間教育すれば身につくものだからです。
悪い失敗回答例:
「夜勤の経験はあります。点滴や採血の経験はありますが比較的少なくかもしれません。役職の経験はありません。」
→今まで経験の少ない事柄や苦手な技術においてその理由を言っていない、そしてそれを克服したいというやる気を言葉で示すことができていない回答の仕方は採用担当者側からすると不安に思うため、よくありません。
④自己アピールをお願いします。
良いお手本回答例:
「今まで◯◯科や◯◯科で◯◯や◯◯などの業務や経験をしながら◯年間勤務してきました。◯◯の分野に〜という理由で関心を抱くようになったため、今までの経験を活かしながら、挑戦し、〜のように貢献したいと思います。◯◯の部分では、未経験な部分がありますが、ご指導いただきながら学んでできる様になっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
→今みでやってきた業務内容や経験を明確にしながら志望動機と結びづけている。また自分に未経験だったり不足している部分を正直に伝えながら学んでいく意欲を見せていることで誠実性が伝わる。
悪い失敗回答例:
「今まで◯◯科や◯◯科などで勤務してきました。◯◯や◯◯などの経験があります。得意なことは◯◯などです。長所は初対面の人とでもすぐに打ち解けることです。よろしくお願いします。」
→自分の過去の経験は伝えているが、今面接を受けているここの病院の特徴を捉えた上での志望動機と結び付けていない。また看護の業務のスキルとはあまり関係のない性格的な自己紹介の様なことを自己アピールとして伝えている。
⑤当院でやりたいことや希望はありますか?
良いお手本回答例:
「◯◯科や◯◯科に関心があるので配属していただけると嬉しいです。◯◯の経験はありますが、◯◯の部分では未経験な部分がありますが、ご指導をいただきながら頑張っていきたいと思います。」
→自分の意欲に基づいた希望を言っている。
悪い失敗回答例:
「日勤のみの勤務がやりたく、希望です。夜勤はやりたくありません。理由は子供が小さいためです。すみませんがよろしくお願い致します。」
→”やりたいこと”を意欲として伝えておらず、自分の都合だけを伝えてしまっている。自分の都合を伝えることもあると思うが、あくまで意欲を伝えた上で自分の都合を伝えるべき。またやりたくありませんという言葉遣いの答え方も良くない。